日本写真測量学会 関西支部

テクニカルセミナー/第82回空間情報話題交換会の報告


2015年12月4日(金)、常翔学園・大阪センターにおいてテクニカルセミナー/第82回空間情報話題交換会を開催しました。


『地形のヒミツが見えてくる 体感!東京凸凹地図』について

東京地図研究社 塚田 野野子 氏

講演資料:
http://www.jsprs-w.org/meetings/data/w0082_tsukada.pdf

地形表現,凸凹地図

 第82回テクニカルセミナーでは, 「 地形のヒミツが見えてくる 体感!東京凸凹地図」と題して、 東京地図研究社 塚田 野野子様にご講演頂きました。

 ご講演では、1)地図の昨今、2)地図から地形を読む、3)地形を身近に感じる地図の3つのお話を頂きました。 1)では、地図の変遷について、 世界最古の地図として知られているバビロニアの世界地図や、明治時代以降の日本の地図を例にお話し頂きました。 2)では、地図から読み取れる情報について、 異なる時期に作成された地図から地域の変遷を読み取った事例を用いてご説明頂きました。 3)では、地形を理解しやすい地図表現について、東京凸凹地図を例にご説明頂きました。 東京凸凹地図とは、陰影段彩図やアナグリフで地形起伏を可視化した地図により地形を解説した本であり、 2006年に第一弾、そして2014年に第二弾が出版されています。 地図から情報を読み取る地図力の大切さ、地図力の可能性を拡げるために地図の作り手ができることについて、 凸凹地図作成時のエピソードを交えながらお話し頂きました。

 ご講演頂きました塚田様には,この場を借りてお礼申し上げます。 また、塚田様から当支部に講演時に回覧いただいた『体感!東京凸凹地図』の書籍を贈呈頂きました。 ご覧になりたい方は、当支部事務局までご連絡ください。


※測量系CPD協議会において認定された学習プログラムとして終了後に参加者へ受講書が配布されました。
※GIS上級技術者の認定を受ける際の貢献達成度ポイントとして申請できる参加証も配布されました。